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お子さまの「ほめ方」や「ほめのタイミング」とは

お子さまに、「頭いいね」や「よくできるね」などのほめ言葉をかけますよね。

たしかにほめて伸ばすことは大切ですが、もっと効果的な伸ばし方があります。


例えば、小学生以降の児童の研究では、上の例のような「能力について褒められた子ども」よりも、「これまでの努力やそのプロセスについて褒められた子ども」の方がやる気がUPしやすいとの報告があります。

「これだけがんばったから、うまくいったんだね」などのプロセスをほめることが大切と言われています。


また、「これができたら、おやつをあげる」など予告した上で、ごほうびをあげるケースもありますよね。

しかし、4,5歳児を対象とした実験では…

絵をかいたら「よくできました賞がもらえること」を最初に伝えられるグループよりも、「予告なしに褒められる」グループの方が、やる気がUPしたという結果が出ました。


「ほめる」ことを予告することが、やる気の低下につながったといえます。同じように「おやつをあげる」、「お金をあげる」などの物質的な「ほめ」の予告もやる気の低下につながることが報告されています。


さらに、4,5歳児を対象とした別の研究では、「OK」などニュートラルに褒めるよりも、「人物」、「結果」、「過程」のいずれかにフォーカスして褒められた子どもの方がやる気UPにつながりました。


「ほめる」研究は、さまざまな対象年齢で行われています。子どもは年齢によって、受け取り方が異なりますし、努力や能力をどのように捉えるかも年齢によって変わります。


むずかしいですけどね、「ほめ方」や「タイミング」、良かったら実践してみてくださいね。

 
 
 

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